●HOME ●自転車は楽しいよ  いろいろな自転車  自転車の乗りこなし
 自転車と道路  サイクリングの実際  自転車と健康
●近場のサイクリング  国内自転車旅  海外自転車旅

秩父界隈


    秩父札所めぐり

 サイクリング仲間が道の駅「ちちぶ」に集結し、秩父札所34カ所のうち22カ所を1日で回ろうという企画。11番札所常楽寺を皮切りに、10番大慈寺、3番常泉寺、1番四萬部寺と秩父市内の北東部からめぐって、東南部の6番卜雲寺や8番西善寺にお参りして、鉄道沿いにさらに南下。12番野坂寺から、26番円融寺、27番大淵寺、28番の橋立堂へと回る。ここから荒川を越えて25番久昌寺に回り、荒川沿いに北上しながら、24番法泉寺、22番童子堂、21番観音寺、20番岩之上堂などにお参りする。

 青空のもと紅葉も始まっており、すでに刈り取られた田んぼにはひこばえも伸びて、のんびりとしたお寺めぐりにアクセントを添えてくれ、実に楽しい1日となった。札所めぐりも自転車が丁度良い。クルマだと周りに迷惑だ。それに雰囲気も壊す。徒歩だと一度に22カ所も回れないし、だいいち疲れてしまう。(2002/10/27 51km)




    東秩父

 朝、5時すぎに府中をでて、八高線の小宮という駅まで走り、6時41分発の高麗川行きに乗って高麗川駅に7時25分に着く。
 高麗川の駅前で自転車を組み立て、小川までの毛呂、越生、明覚の各駅を横目に自走する。天候は快晴で、昨夜の雨で空気中の粉塵が消えて、それはクリアな空気だった。8時ごろ、月は強烈な太陽にあたってクラゲのように溶けて秩父の山並みに沈んでいった。県道30号線は結構な登りで、途中の分岐で道を間違え、ロスしてしまった。9時過ぎに集合場所の小川伝統工芸館に着く。ここまでの走行距離45km。

 小川伝統工芸館で調布からクルマで来た17人のグループと合流。前回は、ボクもクルマに便乗したのだが、輪行が気楽であり、クルマは敬遠した。
 今日は小川町を起点に笠山峠、松郷峠などを巡る山岳コース。後半は都幾川村と、その隣の玉川村を通過する。
 一人で走るのに比べ、集団走行で後ろからついてゆくのはなんと楽チンなんだろうと楽しんでいたら、いよいよ登りに入った。もうすでに45kmを走っている身体に負担をかけないようにとゆっくりとペダルを回すが、たちまち汗が吹き出てくる。

 時には10度を越える急坂に苦しめられる。最近、こうした急坂用にとギアを交換した。よりすくないエネルギーで坂を上れるようにと極端に歯数の少ない前ギアだ。それと後輪の大きなギアと組み合わせ坂を登る。まず標高差300mを登るが、これは堪えた。なんとか登りきって素晴らしい展望と遭遇できた。赤城山などの上越の山々のほか、大宮市街、新宿の高層ビル、横浜のミナトみらいまで遠望できるではないか。視程は70kmはあるだろう。こんな日は秋でも珍しい。秩父の山々は頂上部がようやく紅葉し始めたばかりという感じて、自転車で行ける低山はこれからというところだ。
 でも、途中に立ち寄った禅寺のポプラは真黄色に染まっていたし、林道では一面の草紅葉と遭遇し、秋らしい雰囲気を楽しんだ。




 この低山では下り坂の怖さを十分に教えられた。長い急坂の下りでしかも無舗装のダートでは、ブレーキをかけると後輪がロックしてしまい、横滑りを始める。路面の状況によっては転倒ものだ。バランス、ブレーキのかけ具合の微妙な調節で横滑りは防げるというが、恐怖感がさきにたってうまくゆかない。おまけに長い時間のブレーキングは骨折で変形した手首にダメージを与え、痛んでくる。場合によって歩いて下った。こんな急坂で転んでケガしてもつまらないからだ。

 こうした山岳コースを30キロ。登ったり、下ったり、それはたいへんだった。
 午後4時、小川に戻り、駅前の「女郎うなぎ」で打ち上げをして、小川駅発17時49分に乗り、東小金井まで輪行した。総走行距離80q、実走行時間8時間ほどの強行軍だった。(2001/11/05)


    芦ガ久保から越生

 国分寺駅まで走り、そこから輪行し、秩父方面を目指した。途中の高麗駅では、巾着田の彼岸花見物客がほとんど降りてしまった。彼岸花は車窓からも良く見える。
 芦ガ久保駅で降り、自転車を組み立て、これから標高800メートルを越す峠を越えて越生に向かう。
 駅から299号線を横断して、反対側の山道に取り付く。いきなりの登り坂で面食らってしまった。自転車で登れるギリギリの傾斜だから、息があがってもがいているような案配だ。こういうときはゆっくり、ゆっくりと登るのがコツだが、なかなかタイミングが難しい。たちまち汗が噴き出す。幸いなことに高曇りだったので体力の消耗は防げた。まさにグイグイと登ってゆく感じで、みるみる高度があがってゆく。

 傾斜が急すぎて、自転車が登らないときもある。そういうときは道幅を目いっぱい使って、ジグザグに登る。こうすると少しはましだ。しかしため息がでてくる。なぜこんなつらいことをやっているのかと。足が、つったらたいへんなので、ゆっくり進む。大汗のうちに尾根筋にようやくたどり着いた。この間、ほんの数台のクルマとバイクをやりすごす。自転車でのぼる奴などいないのだ。秩父市の全景と採石で丸裸同然となった武甲山が目前にある。標高850メートルの丸山峠だ。

 いよいよ下り。急傾斜の下りも相当に難しい。このような初めての山岳ルートの場合、一番重要なことは道を間違えないことだ。間違って別の道を降りてしまうと、今度はそいつを修正するための登り返しで大変なエネルギーを使うことになる。だから、ルート確認は慎重にやる。幸い、現在地と案内図が出ているので問題はなかった。こうして大野峠から高篠峠まで来た。
 下りは、ほとんどが樹林帯のなかだ。急傾斜なので、スピードオーバーにならないようブレーキ操作を慎重にやる。スピードをだすと路面の荒れや小石などが大きな影響をあたえる。ハンドルをとられて藪のなかへ突入などということにならないように慎重に下る。道路を流れる水もスリップのもとだ。そういう難所はゆっくりと走る。

 明るくで見通しの良い坂道ではブレーキをすこし緩めるだけで、たちまち時速40キロのスピードとなる。爽快だ。風になったようで、あの登りの苦しさを忘れてしまう。こういうときもクルマなどに十分の注意が必要で、同時に地形や地名をよくみていないと、現在地を忘れてしまう。

 あっという間に都幾川村に着いてしまった。ここにも、彼岸花が群生している。コスモスも咲いている。途中には栗の木からはじけた栗の実が道路に落ちていたりもする。秋たけなわだ。
 越生に向かって走る途中に、日帰り湯の看板が見えたので立ち寄る。厚生年金休養センターというところで、あまり趣はないがラドン温泉だった。
 越生の駅で1時間待たされる。八高線は1時間に1本しかないのだ。駅員が「どこを回って来たの? チャリでしょう」と聞いてくる。やはり田舎の駅なんだ。全行程50キロだった。(2000/09/29)



TOP