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白川郷から飛騨高山へ     2011/10/13-16

 岐阜から長良川に沿って、白川郷と飛騨高山に向かうルートを企画した。白川郷で「どぶろくまつり」と出遭えたのもラッキーだった。ボクとK、S、Y氏の4人で、飛騨の秋を堪能した。

岐阜から郡上八幡へ

 立派な岐阜駅前で前泊のYさんと合流。早速、自転車を組み上げ、4人は10時過ぎに郡上八幡を目指す。
 しばらく走ると長良川の橋と出会う。橋のたもとに鵜匠の像があり、鵜飼い船の乗り場もある。その長良川に沿って右岸や左岸を縫って走る。



 風景はのびやか。鮎釣り人、投網を投げる人があちこちで見られ長良川らしい風景が広がる。環境保全で有名なこの川の環境監視センターも川沿いにあった。
 雨が郡上の手前で降り出してきた。早やすぎる。今日は降らないはずではなかったのか…と4人は恨み顔。雨支度をしてゆっくりと走る。川は中流の表情を見せ、独り乗りのカヌーの練習をしている人もいた。難なく郡上八幡に到着(14時50分)。宿は浄土宗の寺が経営しているユースホステルだ。

 時間があるので市内を自転車で散策。郡上踊りの像から郡上八幡城への高みに登り、谷底にひしめく家並みを見下ろす。山にかこまれたわずかな土地にしがみついて暮らしてきた土地の長い歴史を感じる。途中の美濃市でも見かけた「うだつ」があちこちに。ひしめく狭い土地での暮らしには、防火対策が最も大切な決め事だったのだろう。



 夕方、寺で貰った入浴券で近所の小さな銭湯に行く。懐かしい。小駄良川に赤い橋が架かり、ぼんぼりに明かりが灯った。名水「宗祇水」の雰囲気もいい。近くの飲み屋で「鶏ちゃん」という味噌仕立ての田舎料理を食べたが、本当に田舎の味だった。今日の走行距離64キロ。(10月13日)

 どぶろくまつりの白川郷

 朝の気温12度。雨は降っていない。県道61号をたどる。国道よりこちらがクルマが少なく走りやすい。途中、錦鯉の養殖場を見かける。続いて県道52号に繋げる。
 白鳥を通過。ちょうど20キロ。長良川は上流の趣きとなる。雨が降り始めてきたので支度をして、8%程度の延々と続く坂を登る。高度がみるみる上がって行く。

 長良川源流(標高830m)と書かれた急カーブを駆け上がると分水嶺公園(標高880m)。距離は40キロ。平らな台地を流れてきたせせらぎが、一方は長良川を経て太平洋へ、もの片方は庄川を流れて日本海に下る。水にとっての運命の岐路なのだ。Yさんがビンに手紙を入れて流そうと云う。拾った方はお手紙頂戴と…。少年の心を失っていないYさんだ。

 ここからは庄川に沿って下り基調になる。まもなく雨に煙った御母衣ダムが現れ、ダム湖畔を延々と走る。途中に天然記念物のサクラの大木が2本移植されていた。地元の女性は毎年見事な花を咲かせますという。気温は11度に下がり、立ち寄った名物蕎麦屋では暖房をしていた。



白川郷に入る。ちょうど「どぶろくまつり」の初日で観光客が溢れていた。どぶろくを頂くには400円で盃を買う仕掛けで上手く考えた客寄せだ。八幡神社で奉納された獅子舞と少年たちによる鐘と小太鼓の奉慶楽と呼ばれる民俗芸能を見ることができた。旅館着82キロ。3時半。下駄を履いて白川郷温泉にゆく。(10月14日)

天生峠から飛騨高山へ

 出発は7時50分。激しく降っていた雨は夜明けとともに止んだ。天生峠に向かう坂道にも茅葺き民家が数軒並び、いい雰囲気を出している。少し登ると道端にたくさんの朴葉が落ちている。旅館でもこの朴葉で味噌を焼いてくれた。この地方の素朴な料理だ。
 天生中滝(標高840m)と名付けられた大きな滝と遭遇。早速記念撮影。

… 雨上がり 紅葉の天生越え …



 Kさんが栗という栃の実が道端に転がっている。ここは天生県立自然公園で、晴天なら遠くに2000m級の山並みが見られる高みなのだが、曇りで遠望はきかない。天生峠着(標高1290m)は13キロ、10時ちょうど。…言うほどでもなかった天生峠…と云ってみる。

 色ずきはじめた紅葉をカメラにおさめ、濡れた路面に注意して長い急坂の下りにかかる。

 ブレーキで手が痺れてきたころ斜度がようやくなだらかとなり、約20キロ弱で飛騨に到着。古い町並みを辿りつつ、美酒「蓬莱」の酒蔵や和蝋燭の店などの雰囲気を楽しむ。



 61キロ走って高山(標高570m)に到着。高山の中心街を抜けてお寺が経営するユースホステルに到着(2時45分)。このユースホステルは特に立派な設備でヨーロッパのホステルにひけを取らない。下駄をカラコロとならして銭湯で汗をながし、繁華街で打ち上げをする。



 翌朝の宮川朝市は活気があった。川沿いに露店が並び飛騨の工芸品から野菜、菓子類、衣料品など何でもある。
 反対側の商店も負けていない。箸専門店や飛騨牛の店、味噌屋もある。今年の春にオープンした「飛騨高山まちの博物館」も興味深い文化財などが展示がされていた。(10月15〜16日)

 3日間の走行距離は206キロとなったが、Sさんは帰路の特急「飛騨」号の車内で「名古屋まで走るんじゃなかったの?」と少しもの足りなげに云う。たしかに下呂あたりまで走ればよかったかもしれない。飛騨川に沿って…。


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