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海外cycling塾

    
ツアー用自転車を入手 初回は2時間レクチャー
自転車の行動力を体験(第2回) 真冬の多摩丘陵を巡る(第3回)
鶴見源流と二ケ領用水へ(第4回) 早春の五日市界隈まで(第5回)
風の荒川から川越へ(第6回) 雨の日のパンク修理(第7回)
初の泊りがけサイクリング(第8回) 新緑に身を染めて走る(第9回)
恩田川を行く(第10回) 雨のなかを走る(第11回)
境川を江ノ島へ(第12回) 都心への道、神田川(第13回)
秋口から年末にかけて(第14回〜第19回) 輪行で「ろうばいの郷」へ(第20回)
スイセンの城ヶ島と北鎌倉(第21回) 百草園と鶴見川(第22回)
図師小野路歴史環境保全地域(第23回) 名栗湖へ(第24回)
塾の再開(第25〜26回) 和田峠越え(第27回)
国内トレーニングの修了 海外自転車ナビ術
海外フリーmapの入手 フリーmap利用と自転車旅情報

    

海外Cycling塾事始め

 昨年末から「海外Cycling塾」というものを始めた。もともと友人から海外自転車旅行を「やってみたい」と声が掛かったことがきっかけ。同じ始めるのならとすこし希望者を募ることにした。
 海外個人旅行と呼ばれる旅のスタイルが年々盛んになりつつあるが、これを自転車で行うには体力や自転車の持ち出しなど、少々ハードルが高く、誰でも思いついてすぐに出来るというものではない。


 海外自転車ツアーを目指して、そのノウハウを伝え、あわせてふさわしい体力を作りあげるというのが「海外Cycling塾」で、マイナーなツアー用自転車の入手からスタートさせることになる。
 また時間的に余裕の出てきた中高年が対象だから、本格的に海外ツアーを楽しむには、そんなに長い時間があるわけがない。せいぜい60歳後半から70歳後半までのおよそ10年間がその適期だろう。

 リタイア後に自転車を始め、8年間の試行錯誤や、思わぬケガをしたりなどといった経験を持つボクとしては、これから始める人が、こうした回り道をすることなく、なるべく短期間に海外自転車ツアーを楽しめるように、アドバイスができると思っている。まずは府中を中心とする多摩川エリアを舞台にトレーニングを開始した。はたして入門者がうまく自転車海外ツアーという目的にたどりつくことが出来るか。半年から1年間ほど、続けてみたい。(・・・というわけで、このページは随時更新します)


ツアー用自転車を入手

  「海外自転車旅行はあこがれ」というTさん(67)から、安くていい自転車を紹介してほしいと頼まれた。初心者は海外旅行もできる自転車はそんなに高くないという思いこみがあるようだ。
 ボクが海外に行くときに持ち出しているのは、国内サイクリングにも使う「ランドナー」という旅行用に特化した自転車だ。この自転車、最近はほとんど売られていない。ボクは特注した自転車に乗っているのだが、これだと高すぎて初心者には手が出ない。ランドナーの既製品はないかと調べたところ2社で販売していることが判明した。本人に紹介すると安い方がいいという。

 そこで、発注したのがBianchi' 08 ANCORA というランドナー。これはタイヤ幅が28ミリで、どちらかといえば舗装路を快走するスポルティフに近い。海外に持ち出すためにはそのタイヤをやや太めに交換したり、前後のキャリアを取り付けたり、初心者にやさしい柔らかめのサドルに交換しなけらばならないし、サイクルメーターも最初から付けて練習の際の走行管理に役立てる必要がある。その条件をすべてクリアして、本体と追加・交換部品など合わせて、10万円でお釣りが来た。
 Mさん(68)にもそのことを話すと、色違いを所望された。こうして12月15日、これから海外自転車旅行を目指す2人にとって待望の自転車が送られてきたのである。(2007/12/15)


Bianchi' 08 ANCORA
+
<改装部品>
サイクルメータ:CATEYE/CC-MC100W
フロントキャリア:日東/M12
リアキャリア:TOPEAK/スーパーツーリストDX
サドル:Safas/DORAD デュアルデンシティ
タイヤ:Schwalbe/マラソン:700x32C

比較的リーズナブルに海外ツアー用
に改装できたKさんの自転車



最初は2時間のレクチャーから(第1回)

 Mさん、Tさんは、新しく入手したビアンキに乗ってきた。サドルの高さ調整、サイクルメータの操作法などをふくめ大まかな取扱いに関する説明を行う。Mさんはトウクリップが邪魔と取り外してしまった。そうだね。初めはこんな面倒なもの要らないよ。
 その後、座学。用意したレジュメ『中高年のための海外自転車旅行を目指すトレーニング・プログラム』(8p)に従って約2時間の講義。Mさんはリアルなクルマ優先の交通状況の説明に対し、「道路を走るのが怖くなった」と・・・。
 講義後はボク自身の装備を前に、自転車本体以外に必要なサイクリング用品を紹介する。カレーの昼食後に、府中四谷の「Y’s Road」へ。これから始める人たちにスポーツサイクル店を紹介がてら、当面必要な用品を買うのが目的。
 「Y’s Road」で2人が買ったもの・・・レーパン(半パンサイズ)/予備チューブ/パンク修理セット/インフレータ/6角レンチセット/リアバッグ(Tさん)。そして、この往復20キロが2人にとって初の「遠出」となった。(2007/12/20)


自転車の行動力を体験(第2回)   今回のルートをGoogle Map で見る

 寒気の南下で最高気温7度との予報のため、開始時刻を午前10時に変更して、稲城大橋上手の健康器具「ハイジャンパー」前に集合。
 事前に、寒さ対策を伝えておいたので、基本的には問題なかったが、Tさんは厚いスキーウエアで現れた。息子さんの「お古」らしいが、これでは調節が大変だ。脱いだ場合の収納場所に困ることになる。
 初めに前回の伝え残しを中心に話し出したら、Tさんがサドルが使いにくいと云いだしたので、見たら前傾している。「水平にしましょう」と云ったところ自分でやりだした。しかし、サドルが低すぎてネジを緩められない。しかたなく手をだした。まずシートステイから緩めて、水平と前後の位置決めを行うが、結構手間取る。
 Tさんは奨めていないのに「スタンド」を取り付けてきた。それが目の前で風で倒れる。このスタンド、旅行中はバッグの重みで不安定になり役立たず、サイクリングには不要だというとMさんは頷いていた。

 基本的な乗り方やシフティングなどについて、太陽を背に受けて説明しているところに「野次馬」が現れ、「これ何?」とボクのGPSを指さす。仕方ないから説明するなど、野外教室もこんがらがってくる。
 ここまでがちょうど1時間。これから八王子市役所に向かってサイクリングのスタートだ。約束は「巡行速度20キロ」「1列縦列走行」「上りの手前でシフティング」だ。多摩川と浅川の合流点の四谷あたりまでは順調。日野の「ふれ合い橋」からは富士山がよく見えた。程久保川、湯殿川の浅川支流とそのサイクリング道路を説明などしながら、浅川本流に戻ると風が強くなってきた。向い風だ。「巡行速度20キロ」は早くも崩れる。2人は風がサイクリングにとって強敵であることを身をもって理解したようだ。

 サイクリング入門者を浅川のサイクリング道路に連れ出したのは、このルートが比較的安全で平坦なことによる。多摩川CRはもちろんいいのだが、なにせ込みあっており、たまにサイクリストがらみの事故も発生している。だから、初心者が安全なマイルートを身近なところに持ち、練習を重ねるには大きな意味があると考えたからだ。
 しかし、八王子市役所までのサイクリングルートはその一部を一般道と共有しており、河川敷のルートから土手上の一般道に入れば、クルマに気を使うこととなる。
 実は、そのことも折り込み済みで、この国はドイツやオランダのように文字通りの「自転車道」など皆無に等しいのだから、初心者といえどもクルマと混在した走行を強いられるわけで、その練習にもなるというわけだ。
 さらに河川敷から土手に上がる際はシフティングも必要で、格好の練習場所といえる。8年前、そのころ初心者だったボクは、このシフティングに失敗し、河川敷から土手に上がる途中で転げ落ちた経験がある。2人は、そんなこともなくうまくギアを操作して八王子市役所に到着することができた。

 前回、Tさんにはヘルメットは必須と伝えておいたので、彼は新しいものを買い、着用してきた。彼は「山屋」さんなので、フランス製のロッククライミング用を求めたのだが、なんとそのカラーがカーキ色で、しかも彼はその下に日本手ぬぐいをかぶっている。神代植物園にそのスタイルで入園しようとして「どこの工事の人?」と間違えられたそうだ。しかし、「派手なものを身に着けるなど、クルマに対しアピールを」と助言したのはボクだった。カーキ色のヘルは遠くからでもよく目立った。
 北風が吹き抜ける公園で、「太巻き」などを腹に詰めこんで、早々に八王子市役所をあとにした。下りは追い風。この楽ちんさを理解してもらう。帰路は平山橋から南にそれて、多摩テックを越える。手前は初心者には少々キツイ坂だが、「上りはあせらず、ゆっくり」を合い言葉になんとかついてきてもらった。これは「上り」の経験をしてもらうことと、その先の「下り」を「楽しんで」もらうことにある。
 上りは「しんどい」のは当たり前なので、「ゆっくりゆっくり」と云っている。そんなに長い上りではないので、いい経験になったのではないか。

 問題は「下り」だ。大栗川に向かう途中の「下り坂」には何カ所も見通しの効かない「ブラインドカーブ」がある。もちろん下る前に「十分なスピードコントロール」、「しない急ブレーキ」、「対向車に注意」などの説明をする。しかし、これを忠実に守れば「下りを楽しむ」余裕はないはずだ。無事に「ブラインドカーブ」の下りを切り抜けてもらう。
 大栗川に入ると、すこし多摩ニュータウンの雰囲気があるなど風景が大きく変わる。これを多摩川との合流点まで走る。合流点にはいつもバードウォッチャーが群れている。その傍をUターンして関戸橋を渡り、多摩川CRに戻ると北風は横風となる。時々風の息でハンドルを取られそうになる。これもいい体験だ。
 こうして「郷土の森」前まで走り、実質的な実走の日となった2回目の塾は終わった。初心者にとっていきなりの50キロ走行となったが、「自転車の行動力」は理解してもらえたはずだ。(2008/01/17)


真冬の多摩丘陵を巡る(第3回)   今回のルートをGoogle Map で見る

 今日の最高気温は9度ということだが、とても暖かく感じる。空気が澄み渡り、冬場の風景の特長である富士山がことのほかハッキリと見える。
 今回は前回からの2人のメンバーに加えてKさんとSさんが参加した。KさんはBianchi' ANCORA の新車でやってきた。ヘルメットを新調しただけでなく、ペダルをクリート式に替え、それに対応するシューズを履いている(注1)。やる気十分のようだ。Sさんの自転車は丸石のEMPEROR。キャンピング仕様(注2)の重装備だ。彼は国内の輪行ツアーをかなり経験していて、次は海外を目指したいと参加してきた。

 こうして初心者を中心にランドナーばかりが勢揃いした。さぞかし目立つことだろう。
 前回までで、自転車を走らせる基本的なところはマスターしているので、今日は多摩丘陵の素晴らしさを体験してもらおうとの趣向である。おおまかに云って、多摩ニュータウンの外縁を反時計回りに走ることにする。

 5人グループが走ることになるので、経験者のSさんにしんがりをお願いする(注3)。
 まずは、多摩川CRの関戸橋から大栗川に入り、約15キロほど遡上する。多摩川とは異なる大栗川の人工的な雰囲気を楽しみながらこの短い川の上流端から、多摩美前の緩い坂を上がる。鑓水から多摩ニュータウンの西側を区切っている尾根緑道を巡る。その昔「戦車道」と呼ばれ、旧陸軍の「戦車」のテストコースとして、ほとんど活用されることがなかったこの道を、自転車が快走する。素晴らしいことではないか。うっすらと雪をかぶった丹沢の山並みがことのほか近くに見える。こうした冬枯れの道もいいが、ここは四季を通じて、いつも心が癒される道である。
 この緑道を町田市のクリーンセンターまで約10キロ辿ったあと、日大三高までの急坂を下る。スピードを十分コントロールして下るのだが、軽い汗が風で冷やされ気持ちが良い。
 その後、図師、並木と芝溝街道をたどり、大蔵から小野路、そして和光学園前から真光寺、少し長い急坂を越えて黒川へ、この急坂でMさんは押し歩きになってしまった。若葉台から尾根幹線に入り、稲城大橋を越えて戻った。約3時間、50キロだった。

 このルートは多摩丘陵独特の適度な上りとともに、長い下り道を3個所ほど体験できること、それにクルマの激しい個所も通過しなければならないなど、国内ツアーを行ううえで、避けられない道路環境もあるので、それを体験してもらうことにもなった。
 走り終わって、メンバーの現在の累積走行距離を確認した。Mさん・・・177キロ、Tさん・・・423キロ、Kさん・・・130キロ、Sさん・・・505キロである。
 海外ツアーに向けて、もっとも大切なことは、ある程度長い距離を連続して走れる体力をどれだけ作れるかにかかっている。中高年になって自転車を始めたメンバーにとっては、これはなかなかハードルが高いことと思われるが、日常生活のなかでメンバーそれぞれが、時間を作り走り込むことでしか出来ないことである。
 当面の走行目標は月間300キロである。これが1カ月後にそれぞれどう変化しているか。楽しみである。(2008/01/31)


  <注1> 効率的なペダリング
 初回に、Mさんが邪魔だとはずしてしまったペダルに取付られている「トウクリップ」は、シューズのペダルポジションを適正位置で保持するのに優れている。しかし、走行時や輪行で、邪魔になることもある。スキーのようにペダルとシューズを固定し、適正位置でペダリングが出来ることはスポーツ自転車では一般的だ。ペダルに置いた足の位置を気にしなくてよいうえ、効率的ペダリングができる。そればかりか上りでは「引き上げペダリング」も可能で疲れないし、腸腰筋アップにもなる。ツアー用にはシューズの金具(クリート)が歩行の際に支障のないよう配慮されているものがある。またペダルもクリート専用のほか、普通のシューズと専用シューズを使い分けることの出来る兼用タイプもある。Kさんが選択したのはこの兼用タイプ。

 <注2> キャンピング仕様車

 例えば「世界一周」などテント泊を前提にツアーするサイクリスト向けに、キャンピング仕様車というものがある。テント・シュラフ・炊事道具一式など、たくさんの用具や食糧などを運ぶために丈夫なキャリアが前後に取り付けられ、振り分けバッグに入れて走行する。バックパッカーの自転車版だ。当然、自転車も頑丈に作られており、車体重量も重くなる。この塾では、キャンピングによる海外旅行は目指していない。宿泊施設を利用しながら、なるべく荷物を軽くして海外ツアーを楽しむのが目的だ。

 <注3>   グループ走行
 
数名のグループ走行の場合、先頭と最後尾には通常、リーダー格の走者が先導し、また最後尾につく。先導者はナビゲーターの役割をはたし、同時にメンバーの体力やその他の条件に合わせて巡行速度を調整しながら先導する。最後尾のリーダーはメンバーのアクシデント(転倒などの怪我、急病、パンクなど自転車のトラブル)に備え、必要に応じてサポートする重要な役割がある。



鶴見川の源流と久地円筒分水を訪ねる(第4回)    今回のルートをGoogle Map で見る

 前日の雪がうっすらと残っているが、気温が徐々に上がってくる。予想では最高気温9度だという。昨日のような雪がちらつく日でなくてよかった。例のごとく、稲城大橋の上流側に集まり、出発前にエアーチェック (注) を行った。
 今日は、関戸橋から乞田川を遡上して多摩センターまで走り、そこから尾根幹線に入って、あるポイントから鶴見川の源流の泉を目指し下った。曲がりくねった急坂のブラインドカーブが続き、対向車も多かったが、安全に下ることができた。多摩ニュータウンの人工的な風景から、いきなりタイムスリップしたような里山の風景の中に入り込んだので、みんなビックリ。ある瞬間に、風景が激変する・・・まさに自転車で走る世界の醍醐味だ。

 鶴見川の源流の泉は、今日も変わることなくこんこんと湧き出ていた。こんなに明瞭な形で源流の存在感を示している川を他に知らない。ニュータウンの直下に、このような豊かな泉があろうとは・・・。これが、町田市を流れ下り、川崎市から42.5キロ先の横浜の京浜運河に至る。

 その鶴見川 に沿って途中の横浜市青葉区の川間橋まで下り、そこから、あざみ野を経て川崎に入り菅生緑地で休憩してから多摩川に抜ける手前で先を急ぐKさん、Tさんと別れる。残ったメンバーは二ヶ領用水の川崎堀を遡上。お目当てはサイホン式にわき上がる多摩川の水を円周比に応じて分水したという国登録有形文化財でもある二ヶ領用水の久地円筒分水だ。補修工事も終わり、水が川崎堀など4個所の用水路に分水される様子を見ることができた。もうこの用水を必要とする水田はとっくの昔になくなっているが、今は環境用水として市民になじんでいる。

 平瀬川から短い距離を多摩川へ、そこでSさんと別れ、多忙のため走る機会のすくないMさんにつきあって二子玉川から野川を遡上し、野川公園と多磨霊園内を走って70キロを越えた4回目を終えた。もちろん、これまでの最長距離である。

  (付記) 多摩川CRのヘアピンでSさんが回転内側のペダルを下にしてターンした。幸い速度が出ていなかったので傾き角がゆるくペダルの接触がなかったが、ヘアピンカーブでは回転外側ペダルを下げてターンするのが鉄則だ。Sさんはボクの指摘をにわかに理解できない様子だったが、ボクは問題があればその現場でアドバイスするようにしている。これが納得して受け入れてもらえる近道だと思うからだ。(2008/02/07)


  エアーチェック
 
エアーが減ってくると走行効率が落ちるし、パンクの確率も高くなる。サイクリストにとって、エアーチェックは走行開始前の重要点検事項である。
 自転車にエアーを入れるのは至極当前のことだが、スポーツ用自転車の場合は、ちょっと事情が違い、まごつく。 もっとも普及しているママチャリの場合、チューブのバルブはイギリス式。MTBはアメリカ式だ。これに対してロードバイクやランドナーには高圧エアーの漏れを最小限に抑えるフレンチ式バルブが使われている。この特長を理解して、フレンチ式バルブのチューブにエアーを入れなければならないわけだ。

 エアーチェックを行ってみて不足しているようであれば、十分な圧力になるまで空気を補充する。旅行中は圧力計など余計なものは持たないので、指でタイヤを押してみて、その「堅さ」を覚えることがまず大切で、それより柔らかければ補充が必要ということになる。
 そこで、自転車を安定した場所に立てかけて、エアーを入れている間に倒れることがないようにすることが基本。でないと自転車が倒れてバルブを痛め、チューブそのものをおシャカにしてしまう。
 フレンチ式は締めこみネジでエアーが漏れないようになっているので、ネジを緩めてからインフレータを差し込み、レバーを上げてバルブに噛ませる。そしてインフレーターとバルブがずれないように片手でスポークとバルブ部を掴むように注入部を固定しながらエアーを入れるのだ。これは慣れの問題なので、確実にやり遂げられるようにしっかりと練習しておこう。(写真はフレンチバルブのネジをゆるめた状態)

 Tさんがトライしたが、バルブとインフレータの口が合わず、みるみるうちにエアーがすっかり抜けてしまった。これは初心者によくあることだ。デリケートなフレンチ式バルブとうまくつき合うにはかなりの「失敗」も必要かもしれない。


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