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境川から江ノ島へ


●2度目の江ノ島 (2005/3/07)



 江ノ島まで走り、自宅まで往復自走するのは初めてのことで気合いが入っている。
 はじめて自転車で江ノ島に行ったのは2001年5月で、もう間もなく4年が経とうとしている。ランドナに乗り始めたのは2000年6月だったから、あのときは乗り始めて1年たらずのころで、疲れ果て帰路100km付近の大和駅から輪行で帰ってきたのだった。

 だから、いつの日にか江ノ島往復を自走でやりたいと願っていた。あのころは、走り方のコツ…何時間、時速どの程度で走れば、疲労はどうなるかなどということが、まだわかっていなかったし、ルート選定の方法も未熟だった。そして脚力というか、脚前がまだ出来上がっていなかったので、とても周回ルートなどは走れず、来た道をなぞって帰るといった走り方しかできなかったころだ。

 この日は、いままでの連日の寒さとはうって変わって、気温が上昇して春らしい陽気になるとの天気予報となったので、思い切って出かけた。
 昨年12月からのGPSを利用した走法で、自由に走りやすいルートを事前に設定し、そのコース通りに走れることになった点が大きい。さらにインターネットでGPS走行の「トラック」情報が手軽に入手でき、先人が走ったコースを参考にして走ることができることも体験している。

 コースは、乞田川、多摩センター、メタセコイア通り、尾根幹線のアクアブルー(16km)を経て、町田街道の小山で境川にでるのは、従前通り。何度も走っている境川だが、一部ダートで細い(約2kmほど)コースは依然として改良されていない。それを除くと町田市の中心部までは、ほぼB級コースといっていいだろう。

 B級という意味は、日本ではほぼB級ランクに属するサイクリングルートのことを指すものとして使うこととする。ドイツのようなサイクリング専用コースが日本に存在するものとして、これを仮にA級コースと呼ぶとする。これはある程度長距離の自転車専用道路で、歩行者やクルマの進入を許さない完全な自転車道路のことを指している。

 次に比較的自転車が走りやすいコースをB級コースとする。日本の自転車道路は必ず「歩行者・自転車道」となっており、自転車専用ではなく、歩行者優先であり、またほとんどの場合、コースの途中に必ず、一般道路と平面交差しているのが現状だからだ。

 この「B級」コースをさらに3段階にランク付けする。「B級+」「B級」「B級ー」の3段階だ。例えば多摩川の「かぜのみち」は「B級+」にランク付けされ、鶴見川自転車道は、河口部の一部に「C級」を含んだ「B級」としてランクされ、境川は上流の一部と河口部に「B級ー」があるものの、全体として「B級」にランクするということでいいだろう。

 「C級」というのは、ボクにとってはダートや「担ぎ」、急坂もあるチャレンジャー的ルートのことで、主に山岳ルートや荒れた河川敷などのルートのことである。もちろん「C」の意味はチャレンジングだ。

 そして「D級」はクルマとの併走が避けられないルートのことで、甲州街道などが「D級」だ。D級ランキングはこうしたルートがサイクリストから見て、危険、汚い(排ガス、振動、騒音)と嫌われていることから、dangerous dirty の頭文字を付けるという皮肉の意味もある。これらのランク付けはボクの勝手なネーミングで、なんらオーソライズされているものではないので、その点お断りをしておく。

 このように考えると、境川へのB級の称号は日本では最もふさわしい自転車道路にかぎりなく近いといえる。町田を過ぎて、大和市までは、なかなかのコースで、ほぼ境川沿いにルートが作られている。暖かいこの日は、川沿いのこの道を散歩する人も多く、歩行者と犬に細心の注意を払わなければならない。

 江ノ島が近づいてきて、藤沢市に入ると、川幅はそうとう広がっているのに、川沿いに道がなく、やむなく一般道を迂回するはめとなる。藤沢市の中心部を過ぎて、川筋に戻る道を探して、ようやく見つけて細い道に入り込むが、なんと、階段を数段、下ったり登ったりしなければならない。ようやくにして「片瀬江ノ島」駅に着く。あとは、江ノ島への橋を渡るのみだ。

 この橋は「軽車両通行禁止」の標識があり、隣の人道橋を啓蟄のように江ノ島をめざしてやってくる観光客にもまれながら渡らなければならない。
 江ノ島の海、そして白波が眩しかった。小さな漁船をバックに写真を撮り、小一時間で引き揚げる。

 帰路は、しばらく境川沿いを遡上してから、戸塚区の俣野で境川の支流、宇田川に入り、しばらく境川の左岸山手を平行するように進み、別の支流である和泉川に入る。いわゆる「いずみ野」をぬけるルートだ。ルートは丘陵地に入り、境川水系とはお別れだ。瀬谷のアップダウンがあり、ルートは谷津田に入る。梅見物の老人ホームのワゴンのキャラバンが前をふさいでいるのを、ゆっくりと追尾する。

 緑区を行けば、もう恩田川だ。ほんのしばらく恩田川の左岸を遡行する。恩田川の東名高速の橋を抜けたあたりで、進路を北に取り、「つつじが丘」「もえぎ野」の急坂を越える。下りきったら、青葉区で鶴見川が待っている。しばらく鶴見川にそって遡行し、寺家の少し先で川崎市の王禅寺地区に入る。生田地区を抜けるともう多摩川は近い。南武線の「稲田堤」で多摩川に最接近して、「多摩川原橋」を渡り調布に入る。多摩川沿いに進み、府中へ。(127km。9時間)

●3回目の江ノ島 (2005/12/09)

 快晴。気温は上がり気味で、平年並みに戻った。乞田川、尾根幹線、尾根緑道を経て、境川の常夜橋(22km)から境川に入る。町田市の境橋(30km)から、247号の大和橋(36km)に至る。ここから国道1号までは「境川自転車道」の名前が変わって「藤沢大和自転車道」と表示されている。まだ新しい看板だ。距離は13kmで、迷いやすいところに矢印も付けられている。


 途中、境川沿いの日影では霜が残っていたり、水溜まりが凍っていたりする。昨夜は相当冷え込んだようだ。
 藤沢でJR東海道線が境川をふさいでいる。前回と同じく、大回りさせられる。川幅は広くなり、両脇にプレジャーボートがひしめき合っている。

 江ノ島着(65km)。風もなく、海は穏やか。少なめの観光客がのんびりと楽しんでいる。大きなタモ網を担いでママチャリで引き揚げる地域の釣り人もいる。西には、海を隔てて雪でまだら模様に化粧した富士がくっきりと見える。観光客にならってカメラを向ける。初めて高みにある江ノ島神社に詣でる。

 帰路は前回のGPSトラックを利用して、「軌跡ナビ」という機能で走ってみる。過去のGPSトラックをPCからGPSに転送しておき、必要なポイントで「軌跡ナビ」を選択し、「出発点」を表示させ、スタート。和泉川に沿って、恩田川(100km)へと走る。今回は王禅寺にあがらず、津久井街道への一般道を走る。距離的には遠回りだが、坂がないぶん楽だ。ヨミウリランドの経由で戻る(124km)。実質所要時間は7時間半だった。

●4回目の江ノ島 (2006/05/22)

 スポルティフで長距離を走りたくて、江ノ島に行くことにした。
4回目の今回は、江ノ島からの帰路を新横浜から多摩川周りに設定した。これにより境川と多摩川をはさんで走る大きな周回ルートとなった。これにはGPSのルート設定機能をフルに発揮させた。

 ポイントはまず、未知の地域の場合、大まかな直線のルートを設定し、このルートをPC画面に表示させながら、別のルートを作成し、こちらの別ルートを詳細に作るやりかたをとった。このことにより、方向を大きくそれるといった過ちを犯さなくてすむ。

 いざ、出かけようとしたら、S氏から電話があり、どこへ行くのかというので、江ノ島だと答えたら、一緒に走りたいという。多摩川CRの郷土の森公園で待ち合わせ、乞田川を遡り、多摩センターをすぎて尾根幹線にかかるころ、S氏が「舘さんのペースでは迷惑がかかるから…」などと意味不明なことを言い出す。そんなことは折り込み済みで走ることを承知したのに…。これをなだめて、尾根緑道から境川に入る。もう下りいっぽうなので、彼はあとを付いてくる。

 藤沢市に入り、国道1号線のところで休憩を入れる。藤沢大和自転車道はよく整備されているばかりでなく、案内標識が完備している。「国道246号から○○km、国道1号線から○○km」という表示が随所にあり、分かり易い。
 昼過ぎに江ノ島に到着。ほぼ問題のないペースだ。スポルティフは軽くて走りやすい。とくに登坂ではダンシングがとてもやりやすい。

 30分休憩して、鎌倉から戸塚に抜け、新横浜に至る新ルートに入る。途中、鎌倉のメイン観光コースを走り、亀ケ坂の急な切り通しも登り切った。
 このルートは地図上で、なるべく平坦になるように設定し、なおかつ幹線道路をさけて裏道をたどるように作成したルートだったが、結果的にうまくいった。多摩川の遡上は追い風に恵まれ、ラッキーだった。
 また、湘南海岸、鎌倉巡り、新横浜、鶴見川、矢上川、多摩川と変化に富んだルートとなった。
 合計走行距離は133kmで、今までで最も長いルートとなった。またS氏に合わせたので時間も9時間を越えてしまった。


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