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安曇野巡り


 松本駅でSさんに迎えられた3人は、彼のルートに従って初秋の安曇野をポタリング(赤色トラック)。松本市街を少し走れば、のびやかな田園風景と出遭えた。自転車で安曇野をと考えていたことが実現した瞬間だ。
 少し霞がかったなか、どっしりと有明が構え、走るにしたがって爺ガ岳、さらに白馬連峰へと連なっている北アルプスの眺めが続く。足もとに広がるのは収穫を控えた蕎麦畑。茶褐色の畑と青い山脈のコントラストが美しい。



 穂高では点在する道祖神を巡る。道祖神は夫婦和合、厄災、五穀豊穣、子孫繁栄の信仰だが、男女の双体像がほとんど。握手姿や、徳利を持つもの、笏と扇を持つ姿などさまざまなタイプが見られ、彩色されたものも多く見られた。大切に残されている道祖神は安曇野に溶け込んでいる。用水「拾ケ堰」に沿って走ったり、「安曇野やまびこ自転車道」や「安曇野アートライン」を走ったり、自転車でのんびり走れるよう配慮されているのも嬉しい。
 コスモスも安曇野に良く似合っていた。信濃大町を抜けて仁科三湖の東側の山道に入り、5時間あまりのポタリングの末に美麻のS山荘が歓迎してくれた(60km 2012年10月11日)。



 山荘を9時に発って(空色トラック)、新行高原、静かな湖面の木崎湖、爺が岳スキー場、そして鹿島槍高原を経て標高差300mの激坂を下り、中綱湖から青木湖西岸を廻る。湖面にはボートが一艘寂しげに漂っていた。
 さらに八方から松川を越えて、ジャンプ台を横目に岩岳スキー場、落倉自然園から栂池高原スキー場へ。栂池では無人ゴンドラが動いていた。ここから白馬大池への激坂を下り、国道148号を白馬駅まで。今度は国道406号線を鬼無里へ。「鬼無里ふるさと資料館」で山里の生活や祭山車などを見る。鬼無里からは県道36号を抜け、標高1000mの小川村の高みへ。ここからは大町街道(県道31号)を走り、「ぽかぽかランド美麻」から県道497号を登り、美麻へ。激坂と峠のヘロヘロランとなり、信州の山深さ、厳しさもちょっぴり体験させてもらった(110km 10月12日)。



 山荘の朝は気温零度とかなり寒いが、太陽が顔をだすとたちまち寒暖計が上がる。この日は県道497号に沿いながら南下する(紺色トラック)。といっても山道だからアップダウンも相当なもの。時折、山蔭の間から素晴らしい北アルプスの眺望が開ける。北アルプス展望コースなのだ。
 大塩では樹齢1000年とも云われる古木「静の櫻」と出合う。義経を追った静御前の杖がここで根付き「静の櫻」と呼ばれているという。



 鷹狩山からは唐花見湿原へと直進し、大峰高原に向かう。まさに「北アルプス展望台」で、鹿島槍や傘雲をかぶった爺ガ岳、蓮華岳の眺望が広がる。冠雪の冬はさぞ絶景だろう。497号に戻って、オオカエデを見て池田へ下る。そして安曇沓掛から大清水へ。大町の名物ソバ屋に寄ってから高瀬川を遡上し、龍神湖を見下ろして、葛温泉まで走り、隠れ家のような温泉で汗を流す(54km 10月13日)。



 最終日は、楽しいピザ作りなどたいへん世話になったSさん夫妻に別れを告げ、美麻から大町の「塩の道博物館」まで最短距離を走ったら、40分で着いた(桃色トラック)。展示では日本海の鮮魚を24時間で大町まで運んだとあり、往時の「ボッカ」の脚力に驚く。初訪問の「大町山岳博物館」は山岳都市ならではのユニークな展示が充実していた。次いで「国宝仁科神明宮」にも参拝。鬱蒼と繁る杉の巨木と日本最古の神明造が厳粛な雰囲気を漂わせていた。そのまま犀川まで走り、穂高駅で安曇野の自転車旅を切り上げた(38km 10月14日)。




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