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荒川


 奥秩父山地の甲武信ヶ岳(標高2945m)を源流とする荒川は、流域面積 2,940平方キロ(埼玉県 2,440平方キロ、東京都 500平方キロ)で、その長さは甲武信ヶ岳から東京湾河口まで173kmだ。
 秩父湖から上流は源流部だが、そこから先は大洞川、滝川、入川という3本の支流が流れている。このうち源流に至るのは入川である。

 荒川の動植物はおよそ3,000種。川や水辺に暮らす生き物をはじめ、荒川に特有の生き物も数多く確認され、河川敷には、ヨシ原やオギ原、ヤナギ林やハンノキ林など、さまざまな自然が、まとまりのある形で残されている。
 流域内人口は約920万人で、広大な河川敷にはたくさんの人が訪れ、荒川の自然の恵みを享受する人は年間約1,350万人もいる。




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●上流域

 熊谷まで輪行。あやしい雲行き。
 荒川の上流域にはサイクリングロードがない。したがって一般道をたどる。
 秩父方面へ向かうのだが、トラックやマイカーを避けて、なるべく裏道を行きたい。それでもやむなく幹線道路を通過しなければならない個所が何カ所もある。
 まず、熊谷大橋を渡り右岸へ。寄居まで右岸を遡行する。といってもなるべく荒川に近い裏道を選んで走るので、川の流れを見ながら走るというわけにはいかない。川本町までは平野的なおもむきがあるが、寄居町からは秩父の山にわけ入って行くという感じになってくる。玉淀大橋で左岸へ。雨が降り始める。小雨の中を寄居町の裏道を抜けながら、最後はR140号を使って長瀞へ。

 長瀞では、荒川沿いの裏道を走り、遊覧船乗り場や長瀞の淵を楽しんだり、土産物屋を冷やかす。長瀞の両岸の岩は雨にぬれて光っている。滑りやすいので歩くのも注意がいる。雨の中、遊覧船が下って行く。観光船のはなやいだ雰囲気が伝わってくる。
 上長瀞でR140は荒川を越え右岸側を遡上する。皆野町だ。支流の横瀬川が秩父鉄道の黒谷駅の上手で荒川にそそいでいる。今度はその横瀬川沿いに走る。やがて見えてきた武甲温泉で汗を流す。ここまでの走行距離は62km。4時間半かかった。(2002/10/26)

●中流域

 自宅を出て、府中本町発8:49の電車に乗る。熊谷駅10:33〜55。高崎線も意外と時間がかかる。風が冷たい。晩秋だ。見渡す限りのすすきが原。河川敷の川原は多摩川の4〜5倍でとても広い。とりあえず、熊谷から次の久下橋まで左岸を下る。
 県道257号が渡っている久下橋を右岸に渡る。県道とは思えない立派な橋。ここらあたりの荒川は底が浅くとても澄んでいる。それでもここのBOD(生物化学的酸素要求量)はBクラス(3mg/L)のようで、「ややきれい」というべきか。



 大里町に入る。秩父連山がよく見える、山脈沿いに白い雲がポッカリと浮かんでいる。快晴だ。
 県道から、右岸へと左折、自動車のテストコースを行く。真っ直ぐだ。なにもない感じ。3kmほどでテストコースも途切れ、堤防上のダートをたどる。
 11時30分、ダートコースを約10km走って、ようやく大芦橋に着く。旅先ではいつも舗装路というわけにはいかない。こんなときランドナーの太めのタイヤは安心して走れる。下流から76km地点。ここからは堤防上に出てきたサイクリングロードが使える。もちろん舗装されており快適。吉見ゴルフ場、吉見総合運動場を次々通過。21km。11時50分。

 荒川の河川敷は広大で川がどこを流れているのかすらわからないくらい広い。なぜこんなに広いのか。荒川の中流部は、河川敷を遊水地として計画されたためだという。「河川区域」と呼ばれている堤防から堤防までの川幅も広く、平均で約2Kmあるという。吉見町の御成橋付近では2.5Kmもあり、幅広さでは日本一だという。この広大な河川敷は国土交通省が所有しているが、約半分近くは、河川管理が始まった以前から、地域の人々が所有する民有地だ。広大な農地に巨大な赤いトラクターが働いていたりして、北海道かと見まがうばかりだ。
 吉見町の桜堤公園あたりを走っていると、道はどんどん西に向い、川からそうとう離れるのではないかと思ったが、やがて右岸の土手にでることが出来た。まるで孫悟空がお釈迦様の掌のうえを走っているような感じだった。途中にサイクリストが立ち寄る茶屋のようなものがある。鳥羽井沼のそばだ。12:25、太郎右衛門橋。海まで53.9kmの標識あり。

 やがてホンダエアポート(12時30〜45分)。ハンググライダーが飛んでいたり、ヘリが急に飛びあがったり、河川敷のミニ空港もそれなりに活気があった。
 新上江橋を左岸に渡る。この橋へは、橋の途中から橋に上れるように工夫されている。荒川の流れを見るにはこうした橋の上から見下ろすしかない。両岸のサイクリングロードからは川の流れは見えない。これが荒川の中流域の特長だろうか。橋を渡りきって左岸を下るとほどなくJR川越線の踏切を渡る。 河川敷の田んぼには稲の彦生えがいっぱい出ている。荒川総合運動公園を通過、51km。13時40分。
 秋ケ瀬橋の東側にかかっている、鴨川のさくら草橋に到着。57km、14:11。早い。今日の予定はここまで。西浦和駅で58.5km。14時20分着。14時34分の電車で輪行。


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